68.無人島に一冊の本を持っていくなら『歎異抄』

ママお勧めの本

本日もよろしくお願いいたします。小さなスナックのママAnanです。

皆さんは無人島に何か一冊本を持っていけるとしたら何を選びますか?

本日のタイトルは、作家の司馬遼太郎さんの言葉です。他にも、

「13世紀の文章の最大の収穫の一つは、親鸞の『歎異抄たんにしょう)』にちがいない」作家:司馬遼太郎

「歎異抄よりも求心的な書物は恐らく世界にあるまい。(中略)文章も日本文として実に名文だ。国宝と云っていい」劇作家:倉田百三

「東京・横浜が空襲に遭った際に、一切焼け失せても歎異抄が残ればよい」哲学者:西田幾多郎

「万巻の中から、たった一冊を選ぶとしたら歎異抄をとる」哲学者:三木清

20世紀最大の哲学者ともいわれるハイデガーは、10年早く『歎異抄(たんにしょう)』を知っていたら、哲学の歴史はかわっていただろうと、晩年の日記に記しているそうです。

『歎異抄(たんにしょう)』とは、今から約700年前、親鸞聖人の教えを唯円というお弟子が書いた書籍と言われています。聖人亡き後、親鸞聖人の仰せと異なることを言いふらす者の出現を嘆き、その誤りを正そうとしたものだそうです。正に、”異なるを嘆く”と書きますね。

この書が知られるようになってから100年も経っていないのは、約500年前、蓮如上人が、親鸞聖人を誤解させるおそれがあると封印されたからだそうです。

私の拙い文章より、続けてハイデガーの言葉を紹介させてください、紹介せずにいられない内容でした。↓↓↓

「今日(こんにち)英訳を通じてはじめて東洋の聖者親鸞の歎異抄を読んだ。(中略)もし10年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったことを知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。日本語を学び聖者の話を聞いて、世界中に拡めることを生きがいにしたであろう。遅かった。(中略)日本の人達は何をしているのだろう。日本は戦いに敗けて、今後は文化国家として、世界文化に貢献するといっているが私をして云わしむれば、立派な建物も美術品もいらない。なんにも要らないから聖人のみ教えの匂いのある人間になって欲しい。商売、観光、政治家であっても日本人に触れたら何かそこに深い教えがあるという匂いのある人間になって欲しい。そしたら世界中の人々が、この教えの存在を知り、フランス人はフランス語を、デンマーク人はデンマーク語を通じてそれぞれこの聖者のみ教えをわがものとするであろう。そのとき世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。21世紀文明の基礎が置かれる」

↑↑↑ハイデガーが、「世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく」とまで絶賛する親鸞聖人の教えとはどんな教えなのか・・・争いの絶えない地球上に今こそ必要な教えなのではないか・・・。そして本書の中にもありますが、日本の古典の名著と言えば、『万葉集』や『源氏物語』ですが、あらゆる分野の知識人に語られ、最も多くの解説書が出版された古典では『歎異抄』の右に出るものはない、また、日本の3大随筆『方丈記』『徒然草』『枕草子』に勝るとも劣らない名文とは・・・ますます興味津々になります。

今回私がお勧めする本は2冊、『歎異抄をひらく』著者:高森顕徹先生、同じく高森先生が監修された『歎異抄ってなんだろう』です。(一万年堂出版)

『歎異抄』は、蓮如上人が封印された程、簡単に理解出来ない書ですので、正しい解説書が必要です。

『歎異抄をひらく』・・・親鸞聖人のお言葉の原文を引用しながら、歎異抄を現代の言葉で分かりやすく解説して下さっています。

『歎異抄ってなんだろう』・・・仏教や歴史の知識が全くない「はじめての人」用の入門書です!

『歎異抄』の正しい解説書です。無人島に一冊持っていくならこの本を選んでください!

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