知らない町で雇われママ、初めの3ヶ月

ママのつぶやき

こんばんは、建設現場で働くスナックママのAnanです。

前々回、「作業着姿からスナックママへ転身」で、その道を志した理由を書きました。

今日は、その後の私のstepを順にお話していきますので、スナック経営を考えている方の参考になればと思います。

スナック経営を志した私は、いつもの作業着姿で物件を探していました。ですが地元には良い物件(リフォーム無しですぐ使える物件)が無く、車で通勤圏内のここより少し大きな港町まで足を運びました。

そしたら物件がたくさんあったんです!誰一人知ってる人が居ないこの町でスナック経営をしよう!

そう決めた私が色々情報収集していた時、東北一番の繁華街で5店舗同時展開していたこともあると言う、飲食店経営40年と言う社長と出会いました。しかも社長は、この港町で新たにスナックをオープンしたばかりだが、ママとなる人間を探していると、私に、ママにならないかと・・・

私は自分でと思っていたのですが、考えてみれば資金があるわけでも、ノウハウがあるわけでもない、ホステスとして働いた経験から、この仕事がなんたるかを理解し、単にやる気だけは誰にも負けない!・・・と言う勢いだけの状態なので、この道ベテランのこの会社で1から教えてもらうのも良いのでは?と、すぐさま快諾し、この年の2/28まで建設コンサルタント会社で担当業務を終了して退社し、間髪入れず、次の日3/1には、隣町のスナックのカウンターに立ちました。

知り合いが一人も居ない町・・・ただお店を開けていてもお客様が来てくれる訳でなはい。

この日から私が行動したことは、毎日の飛び込み営業でした。

まずはお店の近くの会社から・・・「この近くにオープンした〇〇と言うスナックです。ぜひ今度いらしてください!」と言う感じで、開店時間の2時間前から行動しました。

会社だけではなく、港町なので漁港、市場、船員さん、人がいるところを見つけては声をかけ名刺を配りました。船員さんは喜んで受け取ってくれるのですが、会社訪問の場合、嫌な顔をされるのがほとんどでした。でも私はあえて、アポも取っていないのに「社長さんはおられますか?」と図々しく堂々と入っていきました。

営業は、門前払いされ、嫌な顔をされ、文句を言われ、断らてからがチャンスです。その時どんな対応をするかを見られている訳です。私は何を言われても笑顔で「お待ちしております」と言って廻りました。

まだその当時、スナックで働く女性は、昼間落ちこぼれたか訳アリか、お酒を飲んでタバコを吸いながら女であることを売りにして、男性に媚びてお金をもらうようなものでは???と言う偏見がありました。今でも少しあるかも?と感じることがありますけど(笑)

私はそのイメージを払拭し、新卒者が「夜のお店での接客業」を選択肢の一つに上げるような世界に持って行こうと思っていました。前々回の「なぜスナック経営なのか」でお話したように、そのくらいスナックのお仕事には、社会の中の一つの歯車として重要な役目を担っていると知っていたからです。

100枚程配ったかなと言う頃、その名刺を持ってお店に来てくれる方が現れました。そこからどんどんお客様は増えていきました。

100件廻って1人来て下さったらラッキー!そのたった1人のお客様を大切にすることで、お客様は1人から100人に増えていきます。

今日はここまでにします。お読みくださりありがとうございました。

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