一家和楽の秘訣

ママお勧めの本

こんばんは、建設現場で働くスナックママのAnanです。

今日の写真は、今年最後の満月「コールドムーン」が消えてしまう直前、現場に到着し、間に合った!とシャッターを切りました。この数分後にはムーンは見えなくなりました。

現場から見る空の色が毎日違っていて、人間みたいだなと、今日はどんな色を見せてくれるのかと密かな楽しみになっています。

ですが今年の現場稼働は明日で終了です。

シートパイルは今年中に打ち終わる予定だったのですが、追加が出ましたので来年もここに来ます。

こんな感じです。

このシートパイルの上に笠コンクリートと言う「帽子」みたいなものを被せますので、このパイルは見えなくなります。

本当は昨日投稿するはずが、珍しく体調不良で今日になってしまいました・・・

一つ前に紹介しました、私の小さな図書館より、お勧め第一位

『光に向かって~100の花束~』著者:高森顕徹さん(一万年堂出版)

より、一つお話をご紹介します。

「悪人ばかりだとケンカにならない」

あるところに、ケンカの絶えないA家と、平和そのもののB家とが隣接していた。

A家の主人は、隣はどうして仲良くやっているのか不思議でたまらず、ある日B家を訪ね、その秘訣を教えてくれと懇願した。

B家の答えは、

「これといった秘訣は無いが、ただお宅様は善人様ばかりのお集まりだからでしょう。私の家は悪人ばかりがそろっていますのでケンカにならないのです。」

てっきり皮肉られているのだと、A家の主人は激怒して「そんなバカな!」と言おうとしたとき・・・

B家の奥で大きな音がした。

どうも皿かお茶碗を割ったようである。

「お母さん、申し訳ありませんでした。私が足元を確かめずにおりましたので、大事なお茶碗をこわしてしまいました。私が悪うございました。お許しください」

心から詫びているお嫁さんの声がする。

「いやいや、先ほどから始末しようと思いながら横着して、そんなところに置いた私が悪かったのです。すまんことをいたしました。」

と続いて姑さんの声が聞こえてきた。

「なるほど、この家の人たちは、みんな悪人ばかりだ。ケンカにならぬ理由がわかった」

A家の主人は感心して帰ったという。


と言うような短いお話が(この記事では少しだけ端折っております)100集められた小話集です。

今時・・・と思うような昔のお話かもしれませんが、私は今でもまず第一番にこの本をお勧めします。

今も昔も、「悪人」にはなかなかなれないですよね。

私もケンカが絶えない日々を過ごしてきましたし、嫁に入っていた時代も10年程ありました。

平穏な時は、「確かにそうだな」と思えますが、

腹が立った時には、「私は悪くない!」としか思えません。

こんな歳になったのに、まだまだ修行が足りないんだなと思います。

また明日投稿したいです。

お読みくださりありがとうございました。

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