スナック繁盛店のメソッド【営業姿勢】

ママのアドバイス【営業編】

本日もよろしくお願い致します。建設現場で働くスナックのママAnanです。

毎日お客様への対応を繰り返し、ほとんどがお得意様になってくると、いつの間にかなおざりになり、本来の営業姿勢から外れていることがあります。お得意様にとってはそれがまた心地よく、家に帰ってきたかのようにリラックスし、アットホームな雰囲気の良いお店だと思います。しかし、それにも程度と言うものもありますし、そのままダラダラ営業していれば、気が付いた時にはお得意様にも飽きられ、売上減となります。

マニュアル通りの機械的な動きをしようと言うのではなく、お客様からお金を頂いている訳ですから、感謝の気持ちや、敬う気持ちを伝え、締めるところは締めて営業していきましょう。今回は、その姿勢について、私が作ったチェックリストを用いてご説明していきます。

このブログでは、建設現場で働きながらスナックを営むママAnanの日記+お勧め本+スナック営業のアドバイスを書き連ねていきます。

カテゴリー「ママのアドバイス【営業編】」では、一例として、私の経営するスナックの営業方法とその考え方、独自のルールなどをご紹介していきますので参考にしてみてください。

営業姿勢のチェックリスト

このチェックリストは、私の店の売上が落ち込んだ時に、スタッフさんと確認し合ったものです。

 ●元気な声で「いらっしゃいませ」を言っているか?

 ●お客様がご来店の時、迎えに動いているか?

 ●お席をご案内しているか?

 ●自分自身が今良い表情をしているか?

 ●歩き方やしぐさ、体の動きは綺麗か?

 ●声のトーンは綺麗か?

 ●座っているときの体の向き、視線はどちらに向いているか?

 ●足の位置、手の位置は綺麗か?

 ●背筋は伸びているか?

 ●お客様の話を真剣に聞いているか?

 ●お客様を褒めてあげたか?

 ●お客様と一緒に歌う時の声の大きさは適切か、目線はお客様を向いているか?

 ●選曲は適切か?

 ●カラオケの音量やエコーは適切か?

 ●お客様へのマイクの渡し方は出来ているか?

 ●店内の温度や換気は問題ないか?

 ●ボトルの向き、持ち方を意識しているか?

 ●グラスや物を丁寧に置いているか?

 ●水割りの混ぜ方は綺麗か?きちんと混ざっているか?

 ●自分の動作に言葉を添えているか?

 ●すべての歌に拍手をしているか?

 ●トイレが汚れていないか確認したか?

 ●テーブルの上が汚れていないか?

 ●カウンター内は常に整理整頓してあるか?

 ●お客様の表情を確認しているか?

 ●お客様全員に声をかけたか?

 ●お客様に話しをさせてあげたか?

 ●お客様の動作を手伝ってあげたか?

 ●自分以外のスタッフで困っている人はいないか?

 ●席を離れる時お客様に言葉がけをしているか?

 ●お客様に感謝の気持ちを伝えたか?

 ●お客様に気持ちは伝わったか?

 ●お見送りをきちんとしているか?

その時は、今更?しかもこんなに?と逆にスタッフさんのテンションを下げてしまったような気がしましたが・・・このリストには、お酒が無くなったら作るとか、灰皿を交換するだとか、会計計算を間違えないようにだとか・・・作業的なことは書いてありません。ボトルの持ち方?混ぜ方?座り方?歩き方?など、ただの作業ではなく、その動きにお客様への気持ちを込めましたか?と言うチェックリストになります。

何を提供するのか

私たちは何をするのが仕事なのか、意識をしないでいるといつの間にかわからなくなってきます。わかってるよ!と言われそうですが、お酒を飲ませることや、売上げをあげることではないと言うことです。私たちが提供しているのは「元気」であったり「勇気」であったり、目に見えないパワーです。お酒を出して酔えば気分が良くなって会話をして楽しければいいんじゃない?と・・・それはそうなんですよ、楽しくなければわざわざ誰も来てはくれません。でも楽しいだけでは近々飽きられるでしょう。

お客様は酔っていてもちゃんと私たちの行動を見ているものです。心ここにあらずでは、それは表情や動きに表れます。お客様はすぐにそれを感じ取り、楽しかったとしても、「ぜひともまた来たい」「ここでなければならない」とまでは思えなくなります。何もこのお店じゃなくても、他にたくさん歓迎してくれる場所はあるんです。何回足を運んでも、マナーがあって、感謝の気持ちがあって、思いやりのある対応をしてくれたら、楽しいだけではなく、清々しさ感動を与えることが出来ます。いつもこうだからとか、こんなもんでいいだろうとか、何もトラブルも起きてないから問題ないだろう・・・もしいつのまにかそんな感覚で仕事をしていたなら、それこそが問題です。

このチェックリストの意味は、完璧な行動をマスターしてくれと言うことではありません。営業中にはこんなに気を配りたいことがあるんだと、これで良いと言うことはないんだと、今日の私たちの姿勢はどうだろうかと、日々研究して自分を磨いていかなければ、せっかく綺麗な服を着て、お化粧をして、それは表面だけですか?中身が付いてこないのでは?と言う答えになってしまいます。

今日のまとめとして、私のお店の就業規則の終わりに記載してある文章をご紹介します。

 ○○○(お店の名前)でなければ!と思ってもらえるよう、スタッフ全員で協力し合い、ルールを守って気持ちよく、楽しく働きましょう。
 どうせ働くなら人気店にしましょう。人気店のスタッフ私たちは、コミュニケーションのプロです。どのような立ち居振る舞いをしたら良いか日々研究し、訓練しましょう。その努力が人々に感動を与え、良い結果となって自分に返ってきます。努力をすることで強くなり、強さは優しさとなります。一日一日が成長出来る日々となるよう、真剣に取り組みましょう。

お読みくださりありがとうございました。

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