本日も宜しくお願い致します。建設現場で働くスナックママのAnanです。
スナックのような飲食店には、ほぼほぼ男性のお客様しかいないのでは?と思いますよね。確かに田舎であればあるほど女性が夜出歩くことは珍しく、せいぜい忘年会や歓送迎会などの会社の大きなイベントの時のみと言う女性がほとんどです。テレビで良く観る都会では、老若男女たくさんの方々が町に繰り出していますね!私も、田舎であっても昼でも夜でも活気のある町づくりが出来ればと思っております。
私のお店は小さな町の小さなスナックですが、人口の少ない地域でもより多くのお客様にご来店頂くために、女性の方やお酒を飲まない方でも気軽に”飲み”にきてもらえるお店作りを心がけています。そこはあまり意識しなくてもいいのでは?さほど売上にならないのでは?と思われるかもしれませんので今日はその辺を少し掘り下げてみます。
このブログでは、建設現場で働きながらスナックを営むママAnanの日記+お勧め本+スナック営業のアドバイスを書き連ねていきます。
カテゴリー「ママのアドバイス【接客編】」では、一例として、私の経営するスナックの接客方法とその考え方、心構えなどをご紹介していきますので参考にしてみてください。

女性が認めるお店
人間誰でもストレスを抱えていますので、本来スナックには男性と同じくらいの女性がいらしてもおかしくないと思うのですが、お客様は男性が多く、お店のスタッフさんは女性が多いと言うのが現実です。それが現実だからこそ、もっと女性のお客様が来店しやすいお店を作る必要があると思っています。ではどんなお店が来店しやすく、どんなことが期待されるのでしょうか。もし自分が足を運ぶとしたら?と想像してみるのが一番わかりやすいかもしれません。
① 女性のお客様への接客を怠らない。
② 女性が喜ぶ飲み物やおつまみの提供が出来る。
③ お手洗いには女性のための衛生用品が充実している。
①については、各お店の営業方針にもよりますが、女性に場違いだと思わせないよう、心細い思いをさせないよう、大げさなくらい男性より女性を気遣ってあげましょう。女性に喜んでもらえると、後々その男性も女性と一緒に来店しやすくなります。また、一緒に来店した男性が実はその女性のパートナーだったと言うこともありますので、女性と一緒の時は、男性を放っておくくらいの勢いで女性に寄り添いましょう。そうすることで女性は安心し「このお店だったらまた来たい!」と思ってもらえます。女性に認めてもらうことで男性も気兼ねなく来店出来るようになります。実際、ある男性が、「うちの奥さんが、この店なら行ってもいいよ!って言ってくれるんだよね!」と嬉しそうに話してくれました。
一人の女性に気に入ってもらえると、女子会などでも利用してくれることになります。女性が女性を呼び、女性のお客様が多いお店は、男性のお客様もお客様を呼び繁盛店となります!
お酒が飲めなくても通えるお店
私のお店は”夜の喫茶店”と呼ばれるくらいお酒を飲まないお客様が多く、ある日の営業で三組のお客様がいらしていて、気が付いたらどなたもお酒を飲んでいないと言うことがありました。コロナ禍だったこともあり、不要不急の外出を避ける習慣となって、以前のようにお出かけにならないお客様も増えました。お店側はどんなスタイルのお客様でも来てもらえるような工夫が必要だと思います。
① お酒を飲む方も飲まない方も料金システムがほぼ同じ。(時間制飲み放題)
② ソフトドリンクメニューが充実している。
①は、一時間目のセット料金は、お酒を飲まない場合の方が500円お安くなりますが、それ以外は同じシステムです。グラスの中の飲み物にアルコールが入っているかいないかだけの違いです。②については、10種類以上のメニューを用意しております。メニューを見ただけでも、お酒を飲まないお客様がたくさん存在するんだなと安心してもらえます。また、私の町のような田舎では、わざわざお酒を飲まなくても良いので、会話や雰囲気、カラオケなどを楽しみに自家用車で気軽に来店できます。タクシーや運転代行など帰りの足の心配もなければ、お酒に酔うことによって起きやすいトラブルの心配もありません。”スナック=お酒を飲む場所”と言うイメージを取り払い、誰もが立ち寄れるお店となるよう試行錯誤していきましょう。
客層の良いお店
”客層”は、性別、年齢、職業、価値観など様々なジャンルで分類されます。皆さんはどんな客層をターゲットにしようと思いますか?独身の男性層・ビジネスマン層・シニア層等々あると思いますが、小さな町の小さなスナックである私のお店では、ターゲットを絞りません。”全ジャンル・全年齢層”、成人した全ての人です。今回のテーマである、女性のお客様やノンアルコールのお客様を歓迎することもそうですが、これまでご紹介してきた内容も、全て”良い客層”にするためと言えます。長く、安全に、利益をもたらすお店は、一言で言うと”客層が良い”のです。
”良い客層”は、お店の”構え方”で決まります。”構え方”とは、方針・システム・マネジメントから身だしなみまであらゆる事です。接客業は、生身の人間対人間が直接対面することで報酬を得ていますので、毎日が戦争で何が起きるかわかりません。ジャンルを問わず、老若男女全ての方が一堂に会する場所となるために、来て下さるお客様一人一人と、出勤してくれるスタッフさん一人一人のマネジメント、また、お店全体の環境整備は、これで完成と言うことはありません。もし問題が見つけられないとしたら、見つけられないことが問題です。毎日繰り広げられる人間模様を一緒に笑い、時には泣いたり叱ったりしながら、全員で試行錯誤し、成長していきましょう。
お読みくださりありがとうございます。
♪ 女性に認められるお店は、お客様増に繋がる。
♪ 提供するのはお酒ではなく、コミュニケーションの場。
♪ "完成"は無い、"成長"していくこと。
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