スナックのママになる!【オープン準備~開業の届出】

ママのアドバイス【オープン編】

こんばんは、建設現場で働くスナックのママAnanです。

今日は、オープンまでに必要な細かな準備(仕入れ・釣銭・印刷物・挨拶廻り等々~開業の届け出について書いていきます。

このブログでは、建設現場で働きながらスナックを営むママAnanの日記+お勧め本+スナック営業のアドバイスを書き連ねていきます。

カテゴリー「ママのアドバイス【オープン編】」では、これからスナックのママになろうとしている方へ、オープンまでに必要な事項や、マネジメント・考え方など、私の経験を交え、一例としてご紹介しています。

➀ 仕入れ

仕入れは、急な注文にも対応しやすい、近所の酒屋さんに得意先となってもらうと良いです。在庫してほしいお酒の銘柄、数量を伝えておきます。酒屋さんに在庫を抱えさせすぎて負担をかけないよう良く話し合って下さい。ビールサーバー関係やグラス類のサービスや問い合わせ役にもなってくれます。

酒屋さんの支払いの締め日と期日を把握し、迷惑をかけないようにしましょう。酒屋さんには毎日のように注文することになります。お店の繁盛が酒屋さんの繁盛ですので日々連絡を取り合い共に頑張っていきましょう。大家さん同様、お客様にもなってくれますし、他のお客様も紹介して下さる心強い味方です。また、空き缶、空き瓶も回収してくれます。得意先がなければ営業できないと言っても過言ではありません。良い関係を築いていきましょう。

② 釣 銭

釣銭は余裕を持って準備しておきましょう。どのくらい準備したら良いのか最初はわからないと思いますが、1日の売上目標額くらいあれば良いと思います。私はそれを3セット用意しています。銀行によっても違いますが両替手数料はバカになりません。私は買い物の際に出た小銭を貯めておいて、出来るだけ自分で両替できるようにしています。(小さなお店なので)

➂ 印刷物

オープン前に次のような印刷物が必要ですので準備しましょう。印刷物は出来れば自分で作成すると経費削減にもなりますし、好みのデザインにも出来、修正も何度でも惜しみなくできますよね。出来るだけ文字は大きくわかりやすく、ラミネートもしてください。

 ●システム表

 ●メニュー表

 ●フード、カクテル等のレシピ(誰でも同じ作業が出来るように)

 ●仕入れ先、タクシー・運転代行業者、カラオケ・製氷機等設備業者の連絡先一覧表(急な仕入れ、機械の故障に対応)

 ●スタッフさんの緊急連絡先、ママの連絡先(急な体調不良、怪我など緊急時の連絡先)

 ●労働者名簿(風俗営業許可、深夜営業届出を取得・提出した場合は、警察署の生活安全課の方が営業状況を確認に来ます。その時に労働者名簿を見せてくださいと言われますので用意しておきましょう。スタッフさん全員の身分証明書も添付しておいてください。)

➃ オープンのお知らせ・挨拶廻り

オープン告知は、地方紙に掲載依頼をしておきましょう。挨拶廻りは、知り合いの方や友人は、SNSでも良いと思いますが、周辺の方々・企業様・工事に携わってくれた業者さん・大家さん・タクシー会社さん・酒屋さんには、粗品をお持ちしてご挨拶に廻りましょう。タクシー会社さんには、毎日のようにお世話になりますし、お客様を運んできてくれたり、新規のお客様を紹介して下さることもあり、助けになってくれます。そして忘れてはいけないのは、近所の同業者さんへのご挨拶です。同業者さんとも良い関係を築いていけると、お客さんと一緒に飲みに来てくれたり、お客様を紹介して下さることもあります。お世話になった場合は、自分もそのお店に顔を出したり、お客様を紹介したり、お互いに助け合いましょう。業界の皆が輪になり盛り上げていく気持ちが大切です。

⑤ オープン記念品

オープンにご来店頂いたお客様全員に、記念品をお渡しすることをお勧めします。わざわざかけつけて下さったお礼です。私はタオルハンカチにしました。店名入りのペンやマグカップなども良いと思います。手作りの物なら一番良いですね!お客様もお祝い金を包んでくださる方が多いので、それはそれで後からお礼をします。お花を送って下さった方にも必ずお礼をします。オープン当日は都合が悪くても、その後来て下さる方もたくさんいらっしゃいますので、同じように対応します。オープンイベントをする場合は、期間を設けてオープンの告知の際に一緒に掲載しましょう。オープンイベントで良くあるのは、「この期間にご来店の方へ○○サービス!」と言う感じです。

⑥ スタッフミーティング

【募集・面接・雇用】の記事で書きましたが、スタッフさんは少なくともオープンの2日前から出勤してもらい、一緒に備品を確認しながら準備作業をしてもらいましょう。そうすることで、どこに何があるかを覚えてもらえます。一度に覚えるのは難しいので、営業しながらになるのですが、お客様がご来店する場面から、「いらっしゃいませ」の声のトーン、必ずお出しするもの、服装、笑顔など、シュミレーションして動作を確認しておきましょう。スタッフさんの動きはママの空気で決まります。スタッフさん達がワクワクしながらオープンを迎えられるよう、準備段階から良い空気を作っていきましょう。

いよいよオープン!!オーナーママとしての人生のスタートです。

最初はスタッフさんも慣れていないのでママも同じ作業をすることになりバタバタしますが、ご来店の全てのお客様一人も逃さず『お出迎え、ご案内、お伺い、お礼、お見送り』をしましょう。落ち着いて全体を良く見て、行き届いていないことろは無いかを常にチェックし、フォローに廻って下さい。(※ママの心得は後日アップします!)

⑦ 開業の届出・確定申告・帳簿

個人事業主の場合ですが、お店をオープンしたら1ヶ月以内に所轄の税務署に開業届を提出します。正式には、「個人事業の開業・廃業等届出書」です。会社勤めと違い、これからは自分で確定申告をすることになります。開業届を出すことで、節税効果の高い「青色申告」で確定申告をすることが出来ます。

消費税は開業してから2年間は納税義務がないので、免税事業者となりますが、2023年10月より「インボイス制度」が導入され、お客様にインボイスを発行するためには、適格請求書発行事業者の登録をしなければなりません。消費税が2年間免除となることは変わりませんので、お客様に対応するためにも、税理士さんと相談して決めると良いと思います。

確定申告やインボイスの導入、スタッフさんの年末調整など、税金に関係する処理がありますので、税理士事務所さんにお願いすると良いと思います。税理士事務所さんも近くに何軒もあると思いますので、専属の税理士事務所さんを選ぶ時は、事業主のお知り合いなどに聞いてみると良いでしょう。

日々の帳簿は、税理士事務所さんが取り扱っている出納帳ソフトを勧められると思いますので、それを使うと良いです。

今日はこの辺で!お読みくださりありがとうございました。

♪ 仕入れ先と良い関係を築く
♪ 自分で作れるものは自分で作る
♪ オープンのご挨拶は、近くの同業者さんも忘れない
♪ オープン当日から、全てのお客様に『お出迎え、ご案内、お伺い、お礼、お見送り』を
♪ 専属の税理士事務所さんに顧問に付いてもらう

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